発熱休日
2011年 10月 03日ともあれ。休んでしまいましたが、ずーっと本人は全くむずかることなく、元気。
体力あるんでしょうね。
テレビとともにダンシング。
ハイジのDVDを借りて鑑賞。…ほんとにこれは名作ですね!シンプルなデッサンなのに魅力たっぷり、忘れられない風景、セリフ。
話は変わりますが、デーテ。
そう、ハイジをアルムのおんじのところへ連れて行ったり、クララの屋敷へ拉致したり、かなり身勝手な叔母さん…。小さい頃は「なんてヒドい人!」と思っていましたが、今見ると全然違う!
ハイジの両親は1才の時に事故で亡くなります。亡き母親の妹に当たるデーテは自分の母親の介護をしながら22才の時にハイジを押し付けられたのです(もちろん愛情もあって引き受けたのでしょうが)。でもその後の行動から分かるとおり、デーテは行動力と上昇志向の強い女性。22才で育児のことなど知らないのに4年間、誰にも頼れず、思う様に働けず。勤務中はハイジはシッターのおばあさんに預けていたのですが、そのシッター代ももちろんデーテの給料から払っていたのでしょう。
そんな彼女に、大都会でいい仕事の話が舞い込んできた。このままハイジを連れて片田舎で終わりたくない、そう思ってしまっても無理はないでしょう。しかも直系の祖父がいるのに!
ハイジはすでにたくましく賢く育っていたので、どんな環境でも大丈夫、とデーテは決意しおんじの家へ預けに行ったのでした。
…そういう背景が数行のセリフできちんと分かる様な台本だったのです。知らなかった…。
それからハイジのアルムでの幸せな生活はよく覚えている方は多いと思いますが、そこから無理矢理そこから引きはがすようなデーテの再来。
これもやはり多くの視聴者の怒りを買う行動ですが、デーテなりにずっとハイジのことが気になって罪悪感もあったのでしょう。ハイジのように賢い子をヤギと百姓の中においておくより、大都会の然るべき屋敷で勉強できるという機会にねじ込んだ(クララの家では同じ年頃の女の子を求めていたのに5才のハイジを送り込む訳ですから)のは、彼女の愛情だったんですねぇ。
1〜4才児を育てながら働く難しさは私はよぉ〜く知ってます!今回デーテを心底応援してしまいました。彼女の行動で結局みんな(ハイジ、おんじ、ペーター、クララ)幸せになったしね!
ハイジも目端が利いて、真っすぐで、いい子。理想です。
さて、今(20時)チビは布団に潜り込み、寝ています。寝付くと熱があがります。でも日中はほんとに元気なので、明日は必ず園に送り込みます…デーテを見習って!
病院の診断では…やはりこの10/1前後の急激な気温変化による体調の崩れであろう、と。ウィルス感染的ではなさそうです。みなさまもご自愛ください!
by harusho71
| 2011-10-03 19:24
| こども-l'enfant