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いじめと宗教

先日の礼拝で「いじめ」を題材にされました。

お説教の要旨:

人間が群れる動物である限り、内と外が発生する。仲間か、そうでないか。そして群れる限り摩擦は避けられず、そのストレスを内部でぶつけあうことも避けることはできない。

キリストも差別をした。当時の世情でユダヤ人の中ではギリシア人のことを下に見ており、病気の子どもの癒しを求めキリストの元へやってきたギリシア婦人に、その子を「子犬」呼ばわりする。しかしその婦人の反論に子を想う母の気持ちを汲み、子どもを治す。

「いじめ」問題が取沙汰され、最近では各界の著名人、アスリート、芸能人がいじめられた体験を告白している。その人たちはそれを経て強くなった。

元々8万5000年前は人類はアフリカから誕生し、その自然や社会からはみ出して(いじめられ)ヨーロッパ、アジアへ人類が渡っていった。ヨーロッパでいじめられ追い出された人たちでアメリカが建国された。

私たちも「私なんか」「若くないから」「出来ない」とすでに自分を差別している。

いじめは、ある。その弱さに神は寄り添っており、いじめを体験することで偉大な人となる。


****引用終わり


宗教とは。イスラムではそれは律法(コーラン)であり、キリスト教では愛。仏教では極楽を目指し、宇宙論では万物を受け入れる。

どの宗教でも論ぜられますが、「神も間違いを犯す」。それをも含め盲目的に受け入れられると教徒となれる。

神は他の神を認めないし、人間に無茶ぶりをする。思いつきで人間に事故や不幸を与えたりする。それでも信じる。どんなにどん底でも「神様がいてくれる」と信じることが希望となる。


だから宗教があっても戦争も虐待もいじめも起こるんだと思うよ(業務連絡・笑)
神は人間を助けるためにいるんじゃない。人間が「助けてください」と求め「いつもありがとう」と感謝するところにいる。と思う。


その存在は神でなくても、家族でもアイデンティティでもいいのかもしれない。でも「火災保険」「地震保険」とかいう個別特約ではなく、「総合保険」的などんな災難でもカバーします、みたいなのが宗教かもね。
by harusho71 | 2012-08-21 21:15 | 生活-la vie diverse