光の子
2012年 03月 04日******
聖書引用はパウロの手紙より(エフェソの信徒えの手紙)より:
あなたがたは以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。あらゆる善意と正義と真実は光の果実なのです。
今年の冬はとても寒くて、雪国ではダイヤモンドダストがよく見られたそうです。氷霧が太陽の光を浴びてキラキラとダイヤのように輝く現象です。
ダスト。ほこり、ごみ、ですねぇ。
…みなさん、おうちでもダイヤモンドダストは見られるのですよぉー(笑)
朝カーテンの隙間からの光に布団をめくって舞い上がったほこりがキラキラと…
ほこりだってキラキラうつくしく見えたりするんですねぇ。
先月ジルコニアという、見た目はダイヤモンドと変わらない輝きの人工石を見せていただきました。素人には一見わからないですが、お値段は格安!カンタンな判別法として、油性マジックで表面に描くとジルコニアはインクをはじくそうです。
みなさんの永遠の愛の証し、ダイヤの結婚指輪…今晩油性マジックで試す、なんてしちゃだめですよ(笑)
あ、いやいや、違った!今回の結論は違うのでした!
引用の聖書でパウロさんは、光の科学的な性質を知ってか知らずか言っています。「光がすべてを明るみに出す。すべての源である」と。
戦前の福岡。「どろがめ」と呼ばれた博打打ち、酒飲み、オンナ好きの破天荒な男がいました。どろがめ45才の折り、彼の息子の元に嫁いできたウタというクリスチャンの女性。どろがめがキリスト教を罵倒するのを聞き、凛として言い返します。「お義父さんは『ワシは男の中の男』と言いながら、評判だけで知りもしないキリストのことを論じるのか?」
売り言葉に買い言葉。どろがめは悔しいのと直情で教会に向います。そして「よっしゃ、神と対決してやる」と山中に7日間、絶食して籠ります。
…しかし神に会うことなどできない。「ほら見たことか!神なんておるか!」と山を下りようとした、その時…「私はここにいる。木に、風に、光の中に。私は全てである」という声を聞き目覚めます。
それ以来どろがめは「神様は天地宇宙の大親分。わしは、その第1の子分になる!」と敬虔で猛烈なキリスト信者となります。戦中、特効警察に非国民として半死の拷問を受けますが、揺るがない。
宇宙全てに、光の中に神がおり、人は光の子。
みなさん、ダイヤモンドでなくていいんです。光を受けてキラキラ輝けるジルコニアが素晴らしいじゃないですか?太陽でなくてもいいんです。「私なんか…」じゃなくて「こんな私でも…」なんです。
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by harusho71
| 2012-03-04 22:28
| 生活-la vie diverse