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「困ってるひと」読了

yoriさん、レンタルありがとうございます!

静かな話題の難病女子による「エンタメ闘病記」。

25才のサラサちゃん。福島の山奥でうーパーロハスな幼少時を過ごし、賢い優等生、名門上智大フランス語学科に入学、そこで運命の「ビルマ難民を救う!」天命を受け、現地へ何度も飛ぶ。大学院で研究しながらいざ現地へ留学、という矢先…原因不明の難病発症。


この難病とその検査、化学療法…
高額医療費、闘病入院での精神の抑うつ…

全てが凄まじい、としかいいようのない状況なのに、それを軽妙に、ユーモアたっぷりに描写する彼女は相当に知的でアクティブ。元々情熱にかられてビルマ難民救済に立ち上がろうとした人ですし。
本文では笑いがたくさん…でも状況はほんとに切なく、痛く、読みながら何度も電車内で涙ぐみました。
「もし自分が、家族が、友人が万人に一人の難病に冒されたら?事故にあったら?」
それはうっすら危惧してはいますが、ここまで現実をつきつけられて、ショックでもあります。


運命、事故、医療制度、薬品、鬱…あらゆる困難の果てに彼女は自分自身を立たせて、現在東京某所で「絶賛生存中」。難病と闘う姿は驚嘆ですが、この「自立」は健常人でも大きな人生の課題。



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元々こちらでの連載だったようです。
「大野更紗 困ってるひと:ポプラビーチ」

現在もググると彼女はどんどん社会へ提言を重ねているようです。
ほんとにすばらしい。「忙しい」「疲れた」なんて言えません。
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Commented by yori at 2011-08-27 13:10 x
せんさん、読んで頂きありがとうございました。せんさんなら大野さんを応援してくれると思ってました。
私、こういう自立心と行動力を持った女の子、好きです。乙女心も失ってないし。
治って欲しい。治らないまでも症状が緩和しますよう、祈らずにはいられませんね。
Commented by harusho71 at 2011-08-27 21:53
>yoriさん

まず更紗さんの「研究力、実行力」に自省です。そして難病と医療制度の問題…存在をなんとなく知りつつ知ろうとしていなかった世界に接して自省。


世の中の見ざる聞かざる問題…反原発、日米安保、介護…でも受難の苦しみは当人しかわからないことを痛感しました。被害者が援護を求め対すべきは社会。私たちは援護しきれない。せめて社会の一員として苦しさを知ることができたのは幸いです。原発問題でも感じましたが全て理解したり何かを変えようというのは不可能。でも社会構成員の一人として「知る」ことが大前提かと思います。

更紗さんを直接助けられなくても、その存在を知ること、そして伝えられる一人でありたいです。
by harusho71 | 2011-08-26 21:28 | 生活-la vie diverse | Comments(2)